平成26年最勝寺報恩講のご案内

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美しく色づき始めた紅葉に秋の深まりを感じます。今年も宗祖親鸞聖人を偲び、その御恩に報謝する法要「報恩講」をお勤めする季節を迎えました。
今年は下記の日程で行います。ご家族お誘い合わせの上、お参りください。

なお今年は、今般皆様のご懇念によって相成った鐘楼堂修復の記念法要を、報恩講初日のお逮夜のお勤めの後に執り行います。
鐘楼堂の詳細についても以下に書かせていただきますので、ご高覧の上、お参りいただければ幸いです。

時間

法要・行事

11/8(土) 14:00 報恩講逮夜法要
15:00 鐘楼堂修復落慶法要
15:20 鐘楼堂修復落慶記念行事

  1. 「挨拶・経過報告」
  2. 「感謝状記念品贈呈」
  3. 「献興 紙芝居『お初地蔵』公演」
19:00 初夜法要

  1. 「御伝鈔拝読」
  2. 「同朋唱和」
  3. 「法話」
11/9(日)  7:30 晨朝法要

  1. 「法要」
  2. 「法話」
10:00 日中法要

  1. 「法要(登高座)」
  2. 「法話」
12:00 お汁(修復落慶記念懇親会)

 

鐘楼堂修復経緯及び記念法要について

鐘楼当山は、室町時代中期文明年間に願智により開基、以来550年の長きにわたり地域の本願念仏聞法の場として護持されてきました。江戸初期建立の本堂は、平成6年大改修が実現し立派に整備されました。安永2年(1772年)建立と記録されている鐘楼堂は、240数年間、その風格ある姿をとどめ文化的にも価値を持った建築物です。

ここ数年、永年の風雨により石積部分の劣化が進み、崩壊が危惧される状況になりました。2年前より「鐘楼堂修復委員会」を立ち上げ、修復工法を議論、検討を重ね「鐘楼堂を一旦、他に移設し、基礎・石積工事を新たに実施する工法」により改修することで門徒会の承認いただき、本年4月、本格工事に着手いたしました。

曳屋工事、石積工事は従来の伝統的技術に新しい工法を加えた技術水準の高さと手際よい工事の進捗に目を見張り感動いたしました。お蔭様で、工事は順調に進み、往年の姿を復元し立派に完成いたしました。

ここに秋の報恩講に合わせて修復落慶法要を勤める運びとなりました。ひとえに多額のご懇志をいただいたご門徒をはじめ有縁の皆様のご協力お蔭と厚く御礼申し上げます。また、真摯に工事に取り組んでいただいた奥田工務店をはじめ工事関係者に心より感謝申し上げます。

献興 紙芝居「お初地蔵」

今回の鐘楼修復記念式典の献興として、高島市今津町の泉慶寺(本願寺派)の婦人会の皆様をお招きします。
同寺では15年程前から、お寺と婦人会の活性化を目的に同寺に伝わる蓮如上人の「お初地蔵の伝承」を紙芝居にし公演を始めました。当初は同寺の行事などで発表していましたが、次第に評判が広まり、県内外の他寺院でも公演するようになったとのことです。3年前の最勝寺研修旅行の際、同寺を参拝し、公演をいただいています。お子様ともどもご家族でお楽しみください。

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