報恩講及び鐘楼堂落慶法要を勤修いたしました。

11月8日、9日、今年度の当寺報恩講をお勤めいたしました。

2日間にわたり 西蓮寺ご住職上寺和親様に法話をいただきました。真宗門徒の原点であり最も大事な御佛事でありながら、最近疎かになってきている「報恩講」の成り立ちと、それをお勤めすることの大切さをわかりやすくお話をいただき、改めてお勤めする意義を再確認させていただきました。

8日、お逮夜の後には、今般修復いたしました鐘楼堂の落慶法要も勤修いたしました。鐘楼堂で落慶の法要に続いて、70人以上の参拝をいただき満堂の本堂で記念式典を挙行しました。
安永2年建立といわれる鐘楼堂は私たちご先祖の厚い信仰のもと今日まで維持されてきました。今般ご門徒や有縁の人々のご懇念により立派に往時の姿を戻し、次の世代へ引継ぎの足掛かりを築いていただきました。修復あたりご尽力いただきました修復委員会の皆さん、尊いご懇志いただいたご門徒をはじめ有縁の皆様に厚く御礼を申し上げます。

式典に続き、今津より来ていただいた泉慶寺婦人会様の紙芝居「蓮如上人とお初の物語」を鑑賞いたしました。婦人会みなさんの熱演から蓮如上人の命を守るために自ら犠牲になった「お初」のやさしい純粋な気持がよく伝わり、参拝者全員大変感動いたしました。上演していただいた泉慶寺婦人会の皆さん、誠にありがとうございました。

20141109124600009日、お日中法要のあとには、参拝者全員で婦人会の皆さんが3日前から心を込めておつくりいただいたただいた「お汁」をいただきました。今年は落慶記念の懇親会を兼ねて実施し、例年を上回る80名近くの方がお席についていただき和やかなうちに法要を終えることができました。
また期間中、本堂お座敷で婦人部お花の会の作品展 吉田固行陶芸仏像展を開催し、多くの方に観賞いただきました。

早くから今回の法要の準備に携わっていただいた総代、世話方、輪番、婦人会、お華講、お花の会をはじめ多くの皆さんに感謝申し上げます。改めて報恩講はご門徒みなさんの力と感謝の気持ちの結集でお勤めさせていただいていることを実感いたしました。

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