6月17日、恒例の最勝寺研修旅行を実施しました。今回は37名の参加を頂き、姫路市の船場御坊本徳寺(東本願寺別院)と三田市の曹洞宗の古刹で花の寺として有名な永澤寺にお参りしました。
本徳寺の本堂は十七間四面の大伽藍です。崇敬寺院門徒のご懇念が実り、建立300年で初の本格的な修復工事が今年より始まるとのことです。実は私の実父が輪番を務めた懐かしいご縁ある別院ですから、修復後の別院をもう一度参拝するご縁を見つけたいと思います。
永澤寺では多くの参拝者の中、立派に整備された多くの諸堂や仏像を案内いただいた後、300万の株の花菖蒲園を鑑賞し、また僧侶のユーモアのある「花説法」を聞くこともできました。2つの性格の異なる寺院を参拝し、他力と自力の教え、寺院の護持に対する考え方、あり方の違いを見させていただきました。それぞれで感じるところも多く、有意義な旅行となりました。
当日は梅雨期にも関わらず、爽やかな快晴のお天気のもと、楽しく親睦を深めることができました。旅行翌日の朝、北大阪で大きな地震が発生しました。今振り返ると、無事実施できたことにも不思議な仏縁を感じずにはおれません。
また研修旅行がこのように永く続けられているのは、20年間次々とご縁をつなぎご参加いただいた門徒の皆様と、一回目よりお世話を頂いている同朋観光の永峰様のおかげと改めて感謝するところです。来年は一泊旅行を計画しております。多くのご参加をお待ちしております。