「真宗本廟(東本願寺)」報恩講参拝のご報告

11月23日(金・祝)にご門徒の方々17名とご一緒に、御本山「真宗本廟(東本願寺)」の報恩講にお参りさせていただきました。

お日中の法要参拝の後、新たに7名の方が帰敬式(おかみそり)を受式され、仏弟子としての新たな一歩を踏み出されました。

お斎の様子受式の後、例年通り大寝殿で「お斎(おとき)」をいただきました。
御本山の「お斎」は、報恩講が始まった当初から、御同行が米や野菜、薪などを持ち寄って食事を作り、宗祖親鸞聖人の遺徳を偲びつつ、御同行とともにいただいたことに由来しています。
現在もその伝統が受け継がれ、全国各地の「講」から蓮根、椎茸、大根などの料理の材料が持ち寄られ料理が作られています。
参拝者一同、改めて遇い難き仏法にあえた深きご縁を感謝し、食事をいただくことができました。

例年は「お斎」のあと、紅葉の東本願寺別邸「渉成園(枳殻邸)」を散策しておりますが、当日はあいにくの雨模様のため、予定を変更して大谷大学で開催されている「親鸞・真宗開顕展」を拝観いたしました。
日頃なかなか見ることのできない国宝「教行信証」や、親鸞聖人坐像、熊皮の御影など、親鸞聖人に関わる貴重な資料を拝観することができ、有意義な一日でした。

今年は若干ハードなスケジュールとなり、歩いていただくことも多く、お疲れになったことと思います。
改めてご一緒に参拝いただいたご門徒の方々に感謝し、お礼申しあげます。

釋 昭隆

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